特定健康診査・特定保健指導
生活習慣病の予防に向けて
生活習慣病の予防のためには、病気の発症と関わりが深い「メタボリックシンドローム」の該当者・予備群の生活習慣を改善することが重要です。そこで、特定健診・特定保健指導ではメタボリックシンドロームに着目したうえで、以下の2つを行っていきます。被保険者・被扶養者である皆さまにとっては、自分の健康・生活を見直すよい機会にもなりますので、ぜひ積極的に受診してください。
- 保健指導が必要な人を抽出するための健診
- 生活習慣の改善を支援するための保健指導
特定健診項目
診察 | 質問(問診) | ○ | |
計測 | 身長 | ○ | |
体重 | ○ | ||
BMI | ○ | ||
腹囲 | ○ | ||
理学的所見(身体診察) | ○ | ||
血圧 | ○ | ||
脂質 | 中性脂肪 | ○ | |
HDLコレステロール | ○ | ||
LDLコレステロール | ○ | ||
肝機能 | AST(GOT) | ○ | |
ALT(GPT) | ○ | ||
γ-GTP | ○ | ||
代謝系 | 空腹時血糖 | □ | |
随時血糖 | □ | ||
尿糖 | ○ | ||
ヘモグロビンA1c | □ | ||
尿・腎機能 | 尿蛋白 | ○ | |
血液一般 | ヘマトクリット値 | △ | |
血色素測定 | △ | ||
赤血球数 | △ | ||
心機能 | 12誘導心電図 | △ | |
眼底検査 | △ | ||
血清クレアチニン検査 | △ |
○:必須項目、□:いずれかの項目を実施、△:医師の判断で選択的に実施
特定保健指導でフォローアップ
健診後には専門家による保健指導が行われます。健診結果と質問結果(喫煙歴の有無など)から、生活習慣病発症のリスクを判定し、保健指導対象者を3段階にグループ分けします。保健指導を必要とする「動機づけ支援」「積極的支援」に分類された方には、医師や保健師、管理栄養士が面接・指導を行い、各個人に合った生活習慣改善プログラムを提供します。
健診・保健指導のデータは継続的に蓄積・保管されます。このデータを使用することにより、効果的・効率的な健診・保健指導を実施することが可能となります。
皆さまには、疾病予防や健康増進だけでなく、健やかなライフスタイル作りのきっかけとしてもご活用いただけます。
情報提供 | 動機づけ支援 | 積極的支援 |
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【内容】 健診結果の見方や生活習慣病に関する基本的な知識など、生活習慣を見直すきっかけとなる情報を提供する。 |
【対象者】 生活習慣の改善が必要で、改善の意思決定の支援を要する者 【支援期間】 原則1回 【内容】 医師や保健師、管理栄養士の指導のもと、対象者自らが生活習慣改善のための行動計画を策定。3ヶ月経過後に指導者が実績の評価を行う。 |
【対象者】 生活習慣の改善が必要で、継続的できめ細やかな支援を要する者 【支援期間】 3ヶ月以上(継続的に実施) 【内容】 策定した行動計画を対象者が自主的かつ継続的に行えるよう、指導者が定期的・継続的に介入し支援する。5ヶ月経過後に指導者が実績の評価を行う。 |
特定保健指導への参加のお願い
京成電鉄健康保険組合では、健康な身体で定年を迎え、元気な定年後の生活を送るために、加入各事業所の協力を得て特定保健指導に積極的に取組んでいます。
メタボリックシンドロームの該当者・予備群の方に保健指導を行い、生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病)を予防し、家族の方のためにもいつまでも健康を保って欲しいと願っています。
皆様方のご理解とご協力をお願い致します。